社長のナカユクイ
FM21
毎週金曜 13時~13時30分

 

(とーも)
有限会社沖縄空感デザインエージェント、上地社長です。よろしくお願いします。

会社ですが物語式ビジョンパートナーとして謳われていますね。コンサルティングという認識でよろしいですか?

(上地)
そうですね。経営コンサルというくくりでお金と人の悩みに焦点を当てて、そこを解決するのと同時に問題の芽が出たときに摘み取って行きます。

会社の社長は起業した時ってワクワクしたビジョンがあったはずなんですが、いつのまにか現実的なお金と人の悩みで迷子になってしまうことが多いんです。

だからそういった形で社長さんの物語を知って、一緒にビジョンを作ってそこに向かって行くパートナーとしてやって行くのが僕の形となります。

(とーも)
ということなんですが、「社長と社員の立場の違いから起こる危機感のズレ」についてお話しお聞きしたいと思います。

 

令和時代の新しい経営スタイル

(上)
はい。

実はですね、社長と社員の危機感のズレは利益に隠されてるんですね

原価という変動費を粗利の中に人件費や家賃という固定費があり、それを粗利から差し引くと利益が残ります。

実はみんな結構「利益は社長の懐に入るんでしょ」と考えてる社員さんが多い。それがズレに繋がります。

でも実際は利益の後に税金も払うんです。でもあまりそこまで考える人は少ないんですよね。

しかも税金を引かれた後の税引後利益から、一番大事な銀行返済という返さないといけない大切なお金があって。

最後に残る利益は100の売り上げがあっても1くらいしかありません。

その1すら今後、例えば台風などで震災が起こって店舗が営業ができなくなってしまうとかの危機に備えて貯金もしておかないといけませんよね。

そういった形で利益の後のお金の流れまで説明することで社員さんも「利益は社長の懐に入るだけじゃないんですね」って思うようになります。

そのちょっとした頭のトゲが抜けることで、社長が「経費削減を使用」とか「もっと今回は売り上げを目指して頑張ろう」っていった時のモヤモヤ感がなくなって社員さんの気持ちも変わるということです。

(とーも)
おっしゃる通りですね。これが健全な会社のスタイルだと思います。

 

「働き方改革」による令和時代の新しい経営スタイル

(上地)
実は立場の違いという話もあります。

僕がいま色んな企業さんを見させていただいて「働き方改革」という意識が強くなってきたと思います。

でもほんの5年前まではそういうのはなかったんですね。

最近、急激に「働き方改革」が表に出てきたのは社員に対する社長の考え方が変わったからだと思います。

それまでは「会社は私ものだ」という考え方の社長さんが多かったと思うんです。

最初は借金から始めて自分の力で頑張って作ってきた会社なので。

でも最近は社員と一緒に同じ方向にベクトルを合わせて向かわなければならないという意識が強くなってきてるように思います。

だから「お金をどう使うか」というのを考えるのが今後の令和時代の新しい経営スタイルかなと。

それが分かりやすく出てるのが「働き方改革」なのかなと思いますね。

(とーも)
大事ですね。先日新聞を読んでましたら沖縄県は3年連続で有効求人倍率が1.17から1.2くらいが3年続いてる状況みたいですね。

宮古島に至っては1.8。半分の会社に従業員が充足できないという話になります。

(上地)
インバウンドバブルという風に言われてますがそこにも懸念点があって。

2ヶ月ほど前に映画を見ている際に、前の大学生くらいの子達が求人の840円という金額を見て「こんな安いの誰も働かないよな」って話してたんですよ。

今は時給が1000円でも人が集まらない会社さんも多い。なぜなら難儀だから。

ブラック企業がどうだとかいう情報が先走りしすぎて現場の教育、自分で稼ぐことへの喜びが後回しにされていて。

居酒屋=ブラックとか、中傷零細企業は人使いが荒いとかいうイメージが未だに先行してしまっていて、そこは残念だなと思いますね。

(とーも)
「働かせてやるよ」という感覚と「働いてやるよ」という感覚が一定の周期で入れ違っていく中でそこらへんの感覚のズレが起こってしまうのかなっていうのも要因の1つかなと思いますね。

 

社員と社長のズレをなくすための具体的手段

(とーも)
社員と社長のズレを直すためにどのようなテクニックを駆使すればいいのでしょうか?

(上地)
まず社員さんとコミュニケーション不足というのがあります。

何を話したらいいんだろうか、とかこれくらいできて当たり前とか、給料払ってるならこれくらいしてもらわないと困るとか、そういう思いはあると思います。

実は僕も今は経営者として色々と学ばせてもらってますが、元々は学生起業だったので当時は経営という経験もなければ勉強もしてこなかったんですよね。

せいぜい簿記くらい。

多くの経営者さんも経験から経営者になっていて、経営の勉強はあまりされてなかったと思います。

社員さんもどうかというと、経営数字とか利益とか売上とか費用とか、なんとなくは分かってはいるけど本質的なところは分かってない。

「利益の後に税金があるよね」とか、「銀行への返済があるよね」とか言われたら気づくんですが、言われるまでは利益=社長の懐に入ると思ってらっしゃるんですよね。

これまで50名近くの社長さんにこの話をさせていただいたのですが、経営者の皆さん50名ほとんどの方が「そうなんだよね」って答えました。

てことは「分かってるけどあえて説明することではない」という認識なのかなと。

なのでそういうことは取っ払ってこの部分をしっかり伝えた後に、自分たちが向かってる方向性や商品のメリットなどを説明することで、ちょっとした心のトゲが取れて方向を合わせてやれるかと思います。

ここまで一緒にやってきた仲間なので気持ちはあると思うので、ちょっとした足場のズレだと思うのでそのズレを治すことができれば同じ方向を向くことができるかと思います。

(とーも)
ありがとうございます。

やっぱり上地社長のような方が間に入って仲介人として社員と社長の間に入って一緒にビジョンを描ければ非常にまっすぐ未来の方向に進んでいけるという感想を持たせていただきました。そんな感じで大丈夫でしょうか?

(上地)
十分です。ありがとうございます。

(とーも)
本日はお忙しい中ありがとうございました!

(上地)
ありがとうございました!

社長のナカユクイ
FM21
毎週金曜 13時~13時30分

 

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