ビジネス天国沖縄
FMコザ・FMぎのわん
毎週金曜 13時~14分

新里
新里

今日、ゲスト様をお二人お迎えしております。

まず大反響の「今日も嫌がらせ弁当」も映画化されまして、「さんまのまんま」のプロデューサーなどもされております、中畠義之様です。中畠さんから、自己紹介をお願いしたいします。

関西テレビというテレビ局で、映画のプロデューサーをやっております中畠と申します。

元々バラエティーをずっと作っていまして、そこから映画になって7年くらいですかね。今はプロデューサーをやってます。

中畠
中畠

新里
新里

そしてもう一方、放送作家として活躍しております高山省吾さんです。高山さんお願いします。

放送作家をしている高山と申します。

今日は中畠さんの横にいるっていうだけですごい緊張していますけど、僕もいろいろと聞きたいと思っております。皆さん宜しくお願いします。

高山
高山

元々、僕がやっているバラエティの企画開発会議みたいなやつやってて、そこに来てたのが高山さんだったんですよ。もう色々イロハを教えてもらったもんなんですよね。

中畠
中畠

映画プロデューサーという仕事

新里
新里

高山さんのお陰で今日、中畠さんがここに来て頂いているということですから。

全国的に活躍されている方が、沖縄に来てお話をして頂くということで、すごく沖縄県民としてはうれしい限りです。
早速ですけど、色々お話を伺っていきたいと思います。

中畠さん、映画プロデューサーということなんですけど実際どういった活動をされるのですか?

まず自分が本を読んで「あ!この本面白そうだな」「映画化したいな」というところから始まります。

常日頃から本はたくさん読んでいます。面白い映画が出来ると思ったら、その出版社に電話して「これ映画したいんですけどー」ていうところから始まります。

中畠
中畠

新里
新里

そんな感じなんですねー!

ただ、すごくお金がかかって。
そのお金集めるのも一苦労ですけどそれも自分たちで全部やります。

中畠
中畠

新里
新里

もう本当、全体をプロデュースって感じなんですね。
文字通り生み出すていう感じですね。

そうですね。もう1から作るということをしてますね。

中畠
中畠

新里
新里

映画化をしたいって思う、中畠さんのバロメーターというか、きっかけというか、なんかあるんですか?

今は僕、テレビ局で働いていまして。

若者のテレビ離れみたいなものが進んでいる中、若者にテレビを見てほしいという想いと、テレビ局がこういう映画を作っているんだと知ってほしいという期待もあるので、若い高校生のキラキラ作品みたいなものを中心に少女コミックとかを読むことが多いですね。

中畠
中畠

恥ずかしいですよ。ええ歳して電車の中で少女コミックを読んでいる自分は。たぶん人から見たら「あのおっさん何読んでいるんやろう」なみたいな目で見られていると思いますね。

中畠
中畠

新里
新里

シャツに大きく、「映画プロデューサー」って書いとけばいいんじゃないですか。

もの凄く恥ずかしいですけど、電車の中とかではずーっと見てますね。

中畠
中畠

新里
新里

常に映画を見る方のことをイメージしながら読んでたりするんですか?

そうですね。 「これを映像化したら誰が見に来てくれるんだろうか」「どういうキャスティングやったら面白いのか」とか、そういう見方で読んでます。

中畠
中畠

本を映画にするときは原作をどれくらい意識して作るのか

新里
新里

本を映画に変換していく瞬間って、ワクワクするような感じがしますね。

ただやっぱり難しいです。
原作が売れてれば売れてるほど、やっぱり原作のファンを裏切ってはいけないという思いもありますし。

原作が20巻くらいあるものになると2時間の映画にまとめるのは一苦労です。

やっぱりどうしても使えないシーンが出てきたりだとかありますし、そこは難しいところですね。

中畠
中畠

新里
新里

原作を知ってて期待して来る方と、全く原作を知らずに来る方っていらっしゃるわけじゃないですか。そういったバランスも考えるんですか?

めちゃめちゃ考えますね。やっぱり原作を知ってるファンの方に裏切るような映像化というのは、僕はダメかなと思っていますので。原作に出来る限り忠実にしたいなと思っています。

中畠
中畠

新里
新里

忠実にするんですけど、映画ならではの楽しみ方とかっていうのも付け加えていくってことですよね?

そうですね。僕はONE PIECEっていう漫画が大好きなんですけど、ONE PIECEは漫画で読んでるとモノクロじゃないですか。

でもそれがカラーになって動き出す、そして喋り出す。これってすごくドキドキしますよね。

それを誰がやるんだろうみたい。難しいところでもありますし、ワクワクするとことでもありますね。

中畠
中畠

新里
新里

一つのキャスティングで、印象って大きく変わりますからね。

大きく変わりますね。

例えば「ルフィーは誰がやるんだ」とかってってめちゃめちゃ話題になりますよね。

中畠
中畠

新里
新里

少女漫画読むときってどういう感情なのかなってすごい気になるんですけど、女性に感情移入して読むのか、男性として読むんですか?

やっぱり男性を見ながらやってますね。
かっこいいなと思いながら、自分がこういう高校生活を送ってなかったなとか、色々自分になぞらえて見てますね。

中畠
中畠

新里
新里

自分の過去を照らし合わせて?その理想をまた映像化するってのもあるんですか?

そうです。もちろんあります。やっぱり高校の時、自転車の二人乗りなんかしてなかったなと思うと。漫画の世界で見ると楽しそうやなーとか、思いながら。

中畠
中畠

新里
新里

本当に羨ましいですよね。やっぱりこう自分の感情がそこの映画に表現する場所があるっていうのはある意味幸せなもんですよね。

本当にお蔭様でありがたいですね。

ただ僕はテレビ局に入った理由っていうのはバラエティをやりたくて入ったので、ちょっと今、映画を作っているっていうのは少し違う感じがしてて。

まあそれはそれで新しい世界で面白いですけど、やっぱり将来的にはバラエティにまた戻りたいなと思っています。

中畠
中畠

バラエティの製作と映画の製作の大きな違い

新里
新里

バラエティをされて映画をされてるんですけども、バラエティと映画って共通点とか大きな違いってどういったところですか?

テレビの番組とぜんぜん違うのは、やっぱり枠があって、必ず放送の時間があってというところの裁量ですかね。番組のお尻が決まっているのでそこまでに頑張らないといけないっていうものがあります。

でも映画って作る段階ではまだ公開が決まってないので、企画段階ではどんどん企画構想を5年6年でもやれます。なので、ずるずるいってしまうとこもありますし。まあ映画は難しいですね。

中畠
中畠

新里
新里

すごく良くもあり、難しい部分でもあるんですね。

テレビ番組って会社からお金もらって作れるんですけど、映画って自分でお金集めないといけないのでそこが一番しんどいですよね。

中畠
中畠

新里
新里

しんどいからこそ、完成した時の喜びってのは大きかったりとか?

それはもちろんありますね。あとやっぱり映画の最後に出てくるスタッフの名前がエンドロールで出てくるんですけど、そこに名前が出たときってひとしおでしたね。

テレビで初めてディレクターのところに自分の名前が出たときは親に電話をして、「見て!」って言いましたけど、映画はちょっとまた格が違います。

中畠
中畠

身が引き締まるといいますか、「俺が作ってるんだ!もっと頑張らなあかんな」とか思いますね。

映画って大人1800円、1900円するじゃないですか。

やっぱりお金払って見に来てもらうっていのうはすごく難しい事ですし、作る側も100%でいかないと見てもらえないというのがひしひしと分かるので、すごく難しいですね。

中畠
中畠

新里
新里

映画もバラエティもそうだと思うんですけど、見る側って色々な捉え方をするわけじゃないですか。

こちら側の意図しないこと捉えたりとか、色々な形で捉えるわけですよね。そういうことに関してはどういう感情を持ってるんですか?

悪評が高くて見てもらうパターンもあると思うんですよね。

それでも僕はやっぱ見てもらえた方が良いと思いますので、あまり結果は気にせずとにかく一人でも多くの人に見て欲しいなと思ってますね。

中畠
中畠

「カツ丼弁当」のような企画を作る

新里
新里

中畠さんはもう業界長くされていますし、ベテランの域に達していると思います。

高山さんみたいな後輩もどんどん出てきていると思うんですけど、その後輩に対する思いとか伝えたい事ってあるんですか?

エンタメの世界ってね、流行り廃りもありますけど、どんどんやっぱり流行を生み出していかないといけないし、作り出さないといけないので、そこは本当に繋げて頂きたい、頑張ってほしいなと思いますね。

あれやったらあかん、これやったらあかんと規制も多い世の中なんでね。その中でもきっと生み出せるアイデアってあると思うんで、そこはしっかりとやってほしいなと思います。

中畠
中畠

新里
新里

高山さん、中畠さんの背中を見て、色々学んだことあると思うんですけ、ここ一番学んだみたいなとこあるんですかね?

企画を考える時の根幹は情熱だよって教えてくれました。

高山
高山

企画って難しいですけど、僕いつも料理に例えるんですね。
幕ノ内弁当っていう弁当があるじゃないですか。

たくさんの具があって、美味しいものを散りばめられるっていう。これが一番簡単な作り方だなって思っているんです。

一番難しいのは、その店オリジナルの商品だと思うんですね。
カツ丼弁当があり、このカツを食べたらもう誰もが飛びつくみたいな、それを企画で作らないといけない。

中畠
中畠

テレビの企画は、ひとつメイン看板となる物がいるんだということをいつも高山とかにも言ってましたねー。

誰でも作れるものを作るんじゃない。一つとにかくオリジナリティあふれる看板商品を作らないといけないんだよーという話をしてますね。

中畠
中畠

沖縄の魅力と映画による地域活性化

新里
新里

高山さん沖縄出身という事で、県外に出られてたという事で、県外から沖縄見るとまた違った形見れたのかなと思うんですけど、その辺りで感じた部分ってあるんですか?

昔からやっぱ海と空って言いますけど、こんなに海が違うんだって思いました。やっぱり絵になるのが沖縄かなってすごく思いますね。

高山
高山

新里
新里

東京に行くとそれをまた強く感じたと?

そうですね。多分、白い砂浜で青い海で探すとすごく大変なのかなって思います。

高山
高山

新里
新里

確かに沖縄にいると当たり前すぎて何も感じなくなっちゃいますよね。

あとは県外だとちょっとアメリカンなところとか探すのも大変だし。那覇市行けば普通のビルが並んでいる都会感も出せるし、沖縄ってそこがとてもいいところなのかなって。

高山
高山

新里
新里

中畠さんから見ると、沖縄のどのあたりが魅力に感じますか?

沖縄はもう魅力しかないですよね。やっぱり仕事で来てても、どっか半分くらい旅行気分も入ってくるので、すごく何か楽しい気分で来れますよね。いい仕事が出来るような気がします。

本当それこそ沖縄でパソコン一台で仕事が出来る時代が来たらね、もうそうなればいいなと思いましたね。

中畠
中畠

新里
新里

中畠義之氏、移住もありえるんですか?

いやいや、してみたいですけどね。まだまだ背負うものが多すぎてなかなか移住ができないですけれど。

中畠
中畠

沖縄が地域活性化のために映画を活用するには

新里
新里

沖縄が今後、地域活性化のために映画を活用するとすればどういった事が考えられますでしょうか?

東京近郊で撮れないことを撮らせてもらえるという、やっぱり地域の応援要請をしたいなというのは正直ありますね。

やっぱり東京ではなかなか交通規制を止めるとかが難しいと思いますので、行政の協力とかも含めて、なかなか撮りにくい爆破シーンだとか、カーアクションシーンだとか、そういうのが撮れたらすごく幅が広がるのになーとか思いましたね。

中畠
中畠

新里
新里

確かに行政だけではなくて、県民総出で協力すると本当に良い作品が出来そうですよね。作品に対する愛着も出来ますし。

皆で何かを生み出すっていうのは、チームになるというかそういう感じがありますよね?

映画ってすごくカンパニー感って言うますか、もう仲間の意識が強くなります。

皆で合宿生活見たいなものを送るのですごく仲良くなりますね。そういうのすごくいいなって思います。

中畠
中畠

新里
新里

映画っていうのは表のスクリーンしか見なえいんですけど、やっぱり中畠さんとか高山さんみたいに裏方で、構成とか交渉とかいろんなのをやっている方がいるから、その上に土台があって、その上に乗っているんだなっていうのを今日すごく感じましたね。いい仕事されていますね!

もう日々大変です、映画は。

中畠
中畠

新里
新里

何か生み出すっていう楽しさを若者に伝えて欲しいですね。

今も就職活動の支援とかもやってまして。そうしたら学生がね「こんな企画やりたいから、テレビ局入りたいんだ」みたいなの持ってくるんですけど、結構やっぱりこじんまりとした企画が多いんですよね。

嘘でもいいから、薄くてもいいから、「明石家さんまとビートたけしでやりたいんだ!」とか言ってほしいですね。

中畠
中畠

若い人には夢は大きく持ってほしいなと思います。はったりでもいいですから、すごい企画を、こんなん無理やんって思えるくらいの方が夢があっていいですよね。

中畠
中畠

新里
新里

でも今、実現化している大きな出来事っていうのは、誰かのはったりから大体始まってますもんね。 そういう若者も出てきて欲しいですね。

こじんまりまとまることなくね、夢はやっぱりでっかい方がいいと思いますね。

未だにこうテレビ局に入りたいという学生で、制作番組を作りたい言う夢があるとすごく嬉しいです。応援したいですよね。

中畠
中畠

撮りたいのは大阪をテーマにした映画と戦争映画

新里
新里

話せる範囲でいいので、今後考えているのはあるんですか?こういう映画撮っていきたいとか。

例えばまだ先なんですけれども、2025年は大阪が万博であったりしてすごく盛り上げる年でもあるので、大阪をテーマにした映画っていうのを2025年に公開できるようなもの作れたら流行っていくかなと思います。

中畠
中畠

あとあっぱり2025年って戦後80年にもなるので。

僕を含めてですけど戦争を知らない人たちが多くなってきているので、やはり思い起こさせるためのそういう戦後のような戦争映画みたいなものも必要かなと思います。

何かまだまだ作れるものというか、残せるものもあるかなと思って今開発していますね。

中畠
中畠

新里
新里

確かに伝える手段って世の中にいっぱい増えましたけれども、映画だからこそ、映画じゃなきゃ伝えられない部分ってのもあると思うんですよね。

そういう意味では映画をツールとして伝えていきたいということですよね。

本日はどうもありがとうございました!

ありがとうございました。

中畠
中畠

ありがとうございました。

高山
高山

ビジネス天国沖縄
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