ウィークリーコンビニラジオ
FMぎのわん
毎週金曜21時〜21時56分
コンビニの売り上げを左右する雑誌コーナー。雑誌業界の売り上げが下がっていく中で『どのような雑誌コーナーを作ればお店の売り上げが上がるのか』について、長年コンビニに関わる仕事をするお二人が話しています。

売り上げをあげる雑誌売り場の作り方

(安)
簡単に自己紹介をしておきましょう。まず私から。

コンビニ業界特化の社会保険労務士という資格を持って、コンビニの加盟店のオーナー様を中心に人材育成や労務管理、人に関するご相談に乗っているという仕事をしております。

元々コンビニ業界に入ったということもありまして、その中で私も人としても職業人としてもたくさん成長させてもらえたということから、一生かけてコンビニ業界に恩返しをしていこうというそういう壮大な夢を持ってですね独立。

独立してからはや7年になります。

高橋さんは私の大先輩でもありますけどもどんな方でしたっけ?

(高橋)
私はもともとセブンイレブンジャパンというところの本部でOFCをやって、レンタルのTSUTAYAというところでフランチャイズの本部におりました。

それでam/pmジャパンというところでコンビニの新業態の開発、商品を作ったり運営の責任者をやっておりました。

その後に独立して関東地区のチェーンのコンビニのコンサルティングをやらせていただいたり、今は某コンビニチェーンの商品部の仕事をさせていただいたりとか。コンビニにまつわる仕事ですね。

ラジオはFMぎのわん、FMコザ、FM那覇で番組をやっております。

(安)
早速最初のコーナーはですね、売り場ネタというコーナーを用意しました。

コンビニを運営していく中で売り場ってすごく重要じゃないですか。

その中でも思うのが見落としがちな雑誌コーナーってあるじゃないですか。

あそこにもうちょっとフォーカスしてみたら面白いんじゃないかなと思います。

売り場の中の雑誌というのは、ほとんどのお店が入り口入って左側とか右側とかにありますよね。

もっとこの雑誌コーナーを使って売り上げを作っていくにはどういう状態にすればいいのか、というお話を聞ければと思います。

雑誌売り場でお店のレベルが分かる

(高橋)
20年くらい前は雑誌やコミック書籍の売り場というのは、全体の売り上げの10~15%くらいの売り上げがあって比較的売り上げ貢献をする売り場でした。

最近見ていくと雑誌売り場がほとんどないとか、あっても1本になってるところもあります。

スパンという言い方をすれば、もともと雑誌売り場は5スパンあったんですね。プラスでコミックが1~2スパンとかありましたがだいぶ減らしてきてるなと思います。

雑誌売り場というのは、お客様にそこに立っていただいて選んでいただくということで外から見るとお客様が入ってる姿が見えるというところです。

本来、ガラス面を埋めて商品棚にしたいところを、あえて中をスカッと見せるようにすることで雑誌の陳列も低くしていると。

ただ、いま世の中は本屋さんも含めて雑誌の自体の売り上げがすごい落ちてるんですね。

ピーク時が2006年に9000億円くらいあった雑誌が、直近だと5000億円にまで下がりました。

半分とは言いませんが雑誌自体の売り上げがかなり落ちてます。

昔でいうと少年ジャンプとかを含めた少年漫画がすごい売れました。本屋さんがオープンするのが10時ですけど、コンビニは朝の7時に商品を陳列を一斉にしましょうというルールがあったんですね。

だから朝の段階で「何よりもドラゴンボール読みたい」という少年達がコンビニに買いにきたということで、すごい売り上げが上がっていたと。

石垣島にとあるコンビニがありまして、そこは日本で一番少年ジャンプを売ってるコンビニだったんです。

書店もあったんですけど開く時間が遅くて朝から売ってる店がその店しかなかったということで。

雑誌自体の売り上げが下がってきてることに伴い、コンビニの売り上げも下がってきてますね。

もともとコンビニで雑誌を買うメリットというのが、家の近くで買えるということや時間を気にせずに買えるということだったんですね。

結婚情報誌って、こんな分厚かったの覚えてますか?

(安)
ゼクシィとか?

(高橋)
そうです。あういうのは職場の近くからだと持って帰るのが大変だったりとか。女性誌の付録がついてるものもたくさん売れました。

今はどうしょう、女性誌が売り場に山積みされてるのはみますか?

(安)
以前と比べるとあまりみなくなりましたね。

紙で買う人が減ったとか?

(高橋)
そうですね。情報をネットで得ることができるようになって、わざわざ雑誌で得るものが減ってきたというのもありますね。

雑誌で言うとスピード感もちょっと遅いというのもあって。

コンビニに話を戻すと、雑誌の売り場を減らして他のものを置いたほうがいいのかどうかという話ですね。

売り上げ構成を考えた時に、削ったほうがいいかどうかという質問も私よく受けます。

実際は立地にもよるんですけど、削るなら削って製菓とかの売り場に広げていく。今伸びてるアイテムに広げていったほうがいいですよというお話をさせていただいております。

立地によっては近隣に書店がないとかであれば、あえてここでしっかりとコミックや書籍を出していった方がいいですよという話をしています。

雑誌やコミックというのは他とは違って返品ができるということ、再販制度ということで値段が一定になっているということ、自分たちで発注ができない、という特徴があります。

ライバルも同じなのでそれを逆手にとっていい品揃えに変えてしまえば売り上げを上げやすい。

で、私も仕事柄コンビニを回る時は売り場をチェックしてこの店の売り上げはどうかなと見るのですが、雑誌売り場とカウンター周りのところを見ればその店のオーナーさん、店長さんのレベルがなんとなく分かります。

(安)
雑誌とカウンターで!

(高橋)
お店は比較的深夜の方が売り場作りをしますので、雑誌をちゃんと陳列できていて隙間がないとか、フェンスアップがちゃんとできてるお店はオーナーさんがちゃんと指示を出して仕組み化がちゃんとできてるんだろうなと。

同じようにカウンター周りのおでんとかをちゃんとスタンバイをして美味しそうに作ってるところは、バックヤードも含めて整理整頓ができてるんだろうなというのは容易に想像がつきます。

雑誌って売れなければ勝手に絞られていきます。

売れてるということはどんどん追加されていくので、ここはちゃんとオペレーションやって売り上げが上がってくるんだろうなというのがみて取れる。

雑誌コーナーの売り上げをあげるための工夫

(高橋)
雑誌の売り上げの上げ方なんですけど、まずは分析をしっかりやってもらいたい。何が売れてて何を返品しているのかということを必ずチェックするということ。

雑誌は陳列の仕方ですね。

旬のものを広げて早いタイミングで売って、古いものは抜いてどんどん返品をしていく。例えば夏だと高校野球が盛り上がるのでそういうものを広げて売っていくと。

あともう一つプラスアルファになるのが書籍なんですね。コミックや雑誌じゃなくて、健康ものだったりビジネスだったり雑学だったり、いわゆる実用書と言われるもの。

こう言ったものを前掛けと言って雑誌の棚の前に引っ掛けて置くものに置いていただくとか。

あとは子供さんが多いところは絵本をクルクル回る棚に置いてくださいということを言ったりとか。

本の売り場がしっかりあって5,6本の棚が充実しているとお客さんが来るようになります。

それから売り上げの単価を上げていくというきっかけになるんじゃないかと。

話をまとめると、雑誌はやりようによってはまだ上がるし、ライバルがやって居ない分しっかりやれば一番差別化ができる。

弁当とかお菓子とかアイスの売り場はみんなしっかりやろうと力を入れますよね。

でも雑誌のところは結構手が入ってない。

逆にいうとそこをしっかりやれるというのは店のレベルアップと同時に、地域の中で一番点になりやすいという売り場だということになりますので、ぜひ参考にしていただいて手を入れていただければと思います。

(安)
ありがとうございます。

今は美容室さんでも雑誌を買わなくなったということも聞きます。タブレットで読んでくださいって。

そういったのが普及していく反面、紙の雑誌をめくるのがいいっていう人も増えてきて。

紙媒体ってなんだかんだ無くならないと思っているので、そういう方がコアな客様になってくれて買い続けてくれる可能性もあるのかなって思います。

売り場ネタということで高橋さんにお話を伺っていきました。

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