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ぎのわんシティFM(FM81.8Mhz)
木曜21時〜22時

 本人からも公認されている「沖縄のねづっち」ことケーシーさん。なぞかけに出会ってから発作が治ったというストーリーや、誰でも即興で「なぞかけ」が作れるなぞかけの作り方についてお話しています!

左からたくてぃさん、ケーシーさん、じゃぱなさん、株さん

 

株:今回のゲストは、なぞかけ名人ケーシーさんです。

ケーシー:よろしくお願いします。

じゃぱな:今までいろんなゲストの方がいらしてくれましたけど、その中でも異彩を放っていますね。

ケーシー:唯一無二の存在なので。「なぞとき」ってわかりますか?

「〇〇とかけまして△△とときます。その心は~~です」というのを即興で作るんです。いわば沖縄のねづっちですね。

株:沖縄のねづっち!

ケーシー:これはご本人からちゃんと認定もらっておりますので。沖縄はまかせた、って。沖縄はまかせたってことは、逆に沖縄から出てくるな、ってことなんですけどね(笑)

株:そんなことはないですよ。

 

なぞかけ名人による、なぞかけの作り方

ケーシー:僕にとってのなぞかけは趣味といえばそうなんですけど、特技でもあり同時に武器です。

じゃぱな:なるほど。この「なぞかけ」というものを知らない方もいらっしゃると思うので、是非ちょっとやってみていただきましょうか。

順番としては、まずお題をいただいて、という形ですか?

ケーシー:はい。お題をいただいて作ります

じゃぱな:では「かもめ」

ケーシー:「かもめ」とかけまして「お母さん」とときます。

株:その心は。

ケーシー:どちらも「うみ」がつきものです。

たくてぃ:出産の「うみ」と大海原の「うみ」ですね。

ケーシー:簡単ではございますが。

じゃぱな:ありがとうございます。もう少し説明すると、なぞかけのルールというのは、今のお題で言うとまず「かもめ」から「海」を連想するという流れなんですか?

ケーシー:かもめは海のまわりを羽ばたいているイメージですよね。そして「うみ」から思いついたのが、命をうむ「お母さん」。こうやって「かもめ」から「海」を連想して、その同音異義語を探して先にオチを作っちゃうんです。

じゃぱな:要するに「ことば遊び」ですね。「うみ」ということばを使って、全く関係ない二つの言葉をつなげたわけですね。この「なぞかけ」をどこでどういった形で披露されているんですか?

ケーシー:不定期ながらイベントなどのお声掛けがあるんですが、最近は専ら子ども食堂や学童でなぞかけをクイズとして提供しています。そうすることで子どもたちの語彙力や発想力の勉強にもなるんです。

クイズ形式にするというのは、例えば「空とかけまして虫とときます、その心はなんだ?」というふうにするんです。

株:むずかしい…

ケーシー:空にふんわり浮かんでますよね。

株:なるほど!

ケーシー:正解は、どちらも「くも」があります

株:わかるとすっきりして気持ちがいいですね。

ケーシー:「なぞかけ」はこういった同音異義語を使ったことば遊びです。小学生といっても1年生から6年生までだいぶ言葉の差がありますので、いきなり1年生にあれこれ教えるのではないですね。

これは最近僕が作った秘密兵器なんですが、「ことばの神経衰弱」というものを使っています。

無地のトランプカードの裏にイラストを入れて

「くも(雲)」と「くも(蜘蛛)」
「たこ(オクトパス)」と「たこ(凧)」
「ドライバー(工具)」と「ドライバー(運転手)」
「ちゅうしゃ(注射)」と「ちゅうしゃ(駐車)」

などのカードを作っています

それから擬音でもできるんです。「ゴロゴロ(する)」と「ゴロゴロ(雷)」。これで「雷とかけまして日曜日のお父さんとときます」みたいなのが出来上がるんです。

こうやってまずは同音異義語を知ってもらって、次のステップでこれをうまくひっかけたのがなぞかけですよ、というふうに教えています。

じゃぱな:子どもたちの反応ってどうですか?

ケーシー:やっぱりクイズ形式ですし、飛び道具でピンポンって鳴る道具を置いているので、みんな押したいばかりにすごく並びますよ。

そこで順番に耳打ちしてもらって「正解!」って言ってあげます。

中には最後までずっと考える子がいたり、教えてもらったりする子やカンニングする子とか色んな子がいて(笑)

こんなかんじで色んなところでやらせていただいています。

脳活としても使えるなぞかけ

じゃぱな:逆に大人が多い場所でもやったりしますか?

ケーシー:そうですね。これは「脳活」になりますので、もう少し言葉を難しくして行っています。例えばスパイス料理とかけまして、免許証の書き換えとときます。

その心は、どちらも「こうしんりょう」が必要です」とか。

じゃぱな:香辛料と更新料ですね

ケーシー:ラジオや落語、漫才、音楽もそうですけど、耳で聞いて「あ、これって二つの意味で使えるな」って考えることはとってもいいですよ。

じゃぱな:意識して聞くと、これはなぞかけに使えるっていうのがあったりするんですね

ケーシー:笑い話で聞き間違いだった、とかよくありますよね。そこでもまたなぞかけができたりするんです。

たくてぃ:それってラップともつながるところがありますね。

じゃぱな:ラップは同音異義語というか、韻という似た音の言葉を連ねてリズミカルにする、というものなので似ていますね。

ケーシー:どちらも言葉を知らないとできないですよね。

ちなみに「ラップ」も同音異義語の神経衰弱にありますよ。今の話の「ラップ」とお皿の「ラップ」ですね。

これをクイズ形式にすると「台所にあるお皿にかけるビニールとかけまして、HEY YO!YO!とときます。その心は?」

じゃぱな:ラップですね

ケーシー:一応基準は3年生くらいまでが分かる言葉ということにしています。もし難しかったらヒントを出したりします

なぞかけに出会って発作が止まった

じゃぱな:なぜこの道に進まれたんですか?

ケーシー:ラジオの投稿コーナーがきっかけです。

じゃぱな:ラジオが元々お好きで?

ケーシー:はい。当時沖縄でやっていたお笑い番組で毎週火曜日になぞかけコーナーがあったんです。

僕はそれまで特技とか何にもなかったんですよ。特技どころか趣味もないし、てんかん持ちでもあって、37歳くらいの時にこの先どうしよう、と不安に思っていたらそのラジオに出会って。

それでふと投稿を送ってみたところはまってしまって。

そこからずっと送り続けていたら、芸人さんたちに「いつもうまいね」とか「ライブ見においで」と言っていただいたり、芸人さんや作家さんといった幅広い方々を紹介していただいたりして。

そうこうしてたらいつの間にか人前に立つようになりました。

じゃぱな:すごいですね。

ケーシー:自分にはこういう特技があったんだ、と自信を持つようになりました。

さっき話した「てんかん」というのはストレスも原因で、これからどうしようと心配ばかりしていると発作が起きやすくなったり、体調を崩しやすくなったりするんです。

でも、おかげさまでこの10年あまり発作がないんです。

じゃぱな:なぞかけのおかげですね。好きなものを見つけるっていいことですね。

もしリスナーさんで趣味ややりたいことがないって方がいらっしゃったら、なぞかけも視野に入れてみてください。

ケーシー:音楽でも文字を書くでも絵を描くでもなんでもいいから、これが好きっていうものをずっと続けていったら、周りの人が見てくれて、いいねって言ってもらえたりして自信がつきます。

だから今持病があったり、体調が悪かったり、将来どうしようって不安になっている人でも、一つだけ武器を持っていたら何とかなります。

…というようなことをいつかは講演会で言ってみたいですね

じゃぱな:一つ武器を見つけて、それで色々道が開けたんですね。友達や仲間もいっぱいできてすごいですね。

ちなみに何年くらい続けているんですか?

ケーシー:ラジオに送ったのが約8年前ですね。実際に人前に出たのは7年くらい前かな。

40歳手前になって、持病のせいで本土ではなかなか仕事が見つからなくて。

無理をしては発作を起こして「もううちでは雇えない」ということの繰り返しだったんですが、今は本土から戻ってきて、まずは「こういう病気を持っています」ということを開示しています。

そういうふうに開示する勇気も大事かな、と思いますね。

じゃぱな:ケーシーさんの活動を見たいって人はどうしたらいいですか

ケーシー:ツイッターなどのSNSでイベントを告知したりご依頼も受け付けています。

「なぞかけ名人」から「ことば名人」へ

 

株:ケーシーさんに質問です。この仕事や活動、なぞかけ名人をやっていて嬉しかったことはありますか?

ケーシー:自分の人生がガラッと変わりました。そしてこれを次の世代や周りの方たちと共有したいという目標ができました。

株:具体的な今後の展望はありますか?

ケーシー:これからも周りの人たちと共有して、今度は「なぞかけ名人」だけじゃなくて「ことば名人」として、例えば川柳とか日本語を使ったジョークなどのパフォーマンスでやってみたいです。

株:ジョークって駄洒落ってことですか?

ケーシー:アメリカンジョークみたいな。そういうふうに世の中をクスっとさせて、面白おかしくやっていければいいなと思っています

じゃぱな:でっかい場所でやりたい、とかはありますか?

ケーシー:浅草でもやらせていただいたことがあるんですが、やっぱり浅草の方たちには笑いとか言葉のあれやこれやが根付いてますね。

あと、「こういう場所でやりたい」というのはあまり無いんですが「こういう方と一緒にやりたい」というのはあります。

たとえばねづっちさんとか、あと最近お会いしたばかりなんですが、スタンダップコメディの第一人者のぜんじろうさんですね。

さっきの話も彼から「なぞかけだけじゃなくて色んなことを使って国内外の人たちを笑わせることができるよ」とアドバイスをいただいたからなんです。

あとはさっきも話した講演会ですね。そういう場で同じように持病を持っている人たちにとってのいい見本としてやっていきたいと思っています。

あとはそういった支援センターの方たちからもオファーがあればやっていきたいです。

たくてぃ:すごく勇気づけられると思います。

子供からの宿題

 

株:なぞかけ名人を始めたい人にアドバイスはありますか?

じゃぱな:ケーシーを倒したいぞという人ですね。

ケーシー:むしろ倒してほしいです。

例えばさっき話したこども食堂でのイベントの翌週に、ある子どもが「ケーシーさん、宿題書いてきた」と言って見せてくれまして。

お題が「おいしい卵焼きとかけまして、算数の問題とときます。その心は」だったんです。

僕はすぐにピンと来て、でもすぐに答えるのもかわいそうだな、と思って。

「なんだろうなぁ」とか考えるふりをしながら「わかった、答えは「わる」でしょう」と答えたら、「ちがいます」って言われたんです。

答えは「ちゃんとといてください」だったんです。

株:すごい。

ケーシー:たしかに「わる」だったら「目玉焼き」でもいいわけです。

でも「おいしい卵焼き」なわけだから、「ちゃんとといてください」なわけ。

この子すごいなぁ、子どもの感性ってすごいなぁと思って。

こういう子ども時代の少ない時間の中で純粋になぞかけにはまってくれたっていうだけで全然いいかな、と思っています。

クラスではまってくれたり、なぞかけ対決とか是非やってほしいですね。


 

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