翁長タケハルのうちなーありんくりん
FM那覇(FM78.0Mhz)
毎週火曜 9時〜10時

2019年、結党3ヶ月目にして参院選で2議席獲得をして躍進。世間の注目を集めた「れいわ新選組」の山本太郎氏が沖縄に来沖しラジオに登場。れいわ新選組立ち上げに至ったきっかけやこれからの展望について話しました。

左から奈良さん、翁長さん、山本さん

 

翁長:今日はFM那覇の奈良社長と、メインゲストのれいわ新撰組代表の山本太郎さんです。よろしくお願いします。


山本:
どうも、メインゲストです。


翁長:
今日はみなさん気になってる政治団体、れいわ新撰組の山本太郎さんをお呼びしました。


山本:
今ちょうど全国ツアーと称して全国を回ってるところなんです。


翁長:
ロックバンドみたいですね。九州回られてる時に奈良社長の方から連絡がありまして。「山本太郎さんって沖縄に来ないんですかね?」って言われて。

確かに来てもおかしくないなと思って夜22時くらいにお電話差し上げた次第なんですよ。まさかこんなに早く実現するとは思いませんでした。

 

れいわ新選組の立ち上げのきっかけ

 

翁長:れいわ新選組、前回の参議院選挙が終わってから様々なメディアで取り上げられていますけども。

もともと自由党の議員だったと思うんですけども、そこから離れてれいわ新選組を立ち上げるに至るに思ったことはなんですかね?


山本:
山本太郎という一議席を守るためだけならおそらく東京から出た方が当選確率は上がります。

山本太郎という政治家をこれからステップアップさせて行く、政治家としての歩みをより深めて行くなら小沢一郎さんとずっとやってたと思うんですけども。

ですが、参議院議員としてやって来た6年間であまりにも国がぶっ壊されていくという様をみて、これは悠長にやってられないなと思いまして。

一番の狙いとしては、与党にも野党にも緊張感を与えることが必要だと。

与党にも野党にも耳の痛いこと、嫌なことを平気でいって行くような、永田町の嫌われ者的勢力を拡大して行くということが政治の正常化ということに繋がって行くだろうと。

それをやるために働けるし、最終的には政権を狙って行くというところを目指したわけです。


翁長:
ぼくの周りで、若い人がなぜ山本太郎に投票したかと聞くと「あの2人を前に持って来たことなんだ」と。

二議席もどうなんだろうと言われてるところで、自分をあえて三番目に持ってくるところに「なんとしても国を変えるんだぞ」というものをすごく感じて。


山本:
選挙が始まるずっと前、今年の3月と6月に2回、民間の調査会社に依頼して調査を行ったんですね。

それで5000サンプルをとったんです。新聞の世論調査とかだったら1000とか2000ですよね。

それで「山本太郎が旗揚げをしたとします、そして山本太郎が全国比例で出ます、となるとどれくらいの票が集まるか?」ということを見たら、大体200万票くらいは見えそうだと。

200万ということは二議席、特定枠を使えば普段入れない人たちを入れられるなということがあって。

貯金として200万票あったとしてそれを使ったとしても、残りは稼げばいいじゃないかと思ってたんですよね。

自分はなんとか滑り込めるだろうと。問題はそこから先だなと。ですがまんまと自分も滑ってるという(笑)


翁長:
ある意味では与党にも野党にも緊張感を与えるということには成功したのかなと。

 

小さい時から道からはみ出し続けて来た

 

奈良:大分の演説の時に山本さんが馬鹿と言われて「馬鹿ですよ私は、こんなに苦しい思いをして」という話をされてたのに心が動きました。

円形脱毛症にもなったことがあるという話も聞きまして。そこまでして諦めずに立ち向かえるという心の原動力ってどこにあるんですか?


山本:
大人になると利口な立ち回りというのを求められやすいじゃないですか。それが大人になることなのだろうと。

あまりはみ出さず、社会の輪の中で生きて行くというのを日本人は得意としてるじゃないですか。

でも私は小さい時からはみ出し続けて来たというか、もう多動症なんですね。

16歳の時から芸能界に出て「社会がおかしいな、世の中おかしいな」とやっと気づけたのが、30代後半になってからなんですね。大震災があって原発が爆発した時です。

芸能界の中ではスポンサー様のマイナスになるようなことは絶対に行ってはいけないというルールじゃないですか。でも、ちょっと黙ってられないなと思って言っちゃった。

言っちゃったら仕事が細っていくという当たり前の話ですね。「あいつは使うな」というような現場でブレーキがかかるわけですね。

決まってたドラマを下ろされるとか、やってたラジオの収録の時に専務が来て「先日スポーツ新聞に政権批判したようなことが載ってましたけど、今後はあなたのためにこういうのは辞めた方がいいです」というようなことを言われて。

「それはちょっと無理ですね」って答えると次の月から番組終了みたいな。

自分のキャリアを潰さずに利口に立ち回ろうと思ったらそれもできたんだろうけど、でもそれを守って何があるんだろうかと思いました。

不安定な状況ではなく、健康で経済的に安定してることが担保されてる上でのエンターテイメントの世界なのに、そのことについても表現者として言えないのはないだろうということで道を外してきたというか。

 

円形脱毛症ができてもラッキーだった

 

山本:どうしてそんなに怒り続けてるのかということも言われますけどもね。

人はずっと怒り続けるのは無理です。私の中でももちろん多少の波があります。怒ったりクールダウンしたり。

でもちょっと日常的におかしなことが連続しすぎるじゃないですか。

毎日怒りの燃料を投下し続けてくれるような政治が続いているから、こんなに怒ってるんじゃないだろうかと


奈良:
それで頭に禿げができても突き進むのが凄いなと思います。


山本:
選挙が近づいてくると10円とかいうレベルじゃなくておにぎりせんべい2枚分くらいのサイズでハゲができるんですけど。

これもある意味ラッキーだなと思って。

禿げが出来る部分が鏡で顔を見た時に分からないところなんです。正面から捉えられないところに禿げができてるから、自分では認識できないんです。

だから日常的にそんなに気にならない。

もうひとつラッキーだと思ったのが、これ内蔵じゃなくて良かったなと(笑)

友達に言ったら「内蔵も異常あるかもしれないよ」とか言われたりもしましたが。


奈良:
こういうのを笑って話せるっていうのもすごいです。


山本:
毛はまた生えてきましたし、まぁ大したことじゃないです。

 

れいわ新選組が消費税廃止を掲げる理由

 

奈良:ここ最近の話ですが、新聞で「消費税5%が共闘条件だ」という風に話をされてて。

最初は0%に廃止という話をされてていまは5%という話をされてますけども、これには何か意図があるんですか?


山本:
消費税をゼロにする、廃止にするというのにブレはないんですね。

20年以上デフレで世の中にお金が回っていない状態、消費が冷え込んで企業も投資をしない。そりゃみんな貧乏になるよねという簡単な話です。

ここに対して、この国の景気を良くするためにはGDPの6割という大きなエンジン、景気を良くするためには個人の消費を喚起する、需要を満たすというのが一番いいだろうというのが当然のことなんですけど。

そのために消費税を無くすって言ったら、みんな今まで買い控えてたものとか買いますよね。

日本経済を復活させるためにも、東京のみならず地方都市の人々に対してももっと景気が良くなるようにするためには私は消費税を廃止するしかないと思ってるんです。

でも、れいわ新選組が政権を取らない限りは消費税廃止にはならないんですよ。

じゃあいつ政権取ってくれるんですか?って話になると、前の参議院選挙を見た時にそう簡単にすぐには無理だろうと。少し時間がかかるかもしれない。

まずこの多くの人々が生活困窮に陥ってる日本という国を底上げするためには、消費税を第一歩として5%に下げるということを短期間のうちに実現する。これって大きいと思うんですよね。

消費税廃止は私たちの信念として諦めないけども、まず第一歩として5%に下げる。

これを野党が共闘して消費税5%への減税ということを旗に掲げられたなら、私は政権交代の芽が出てくるんだろうという考え方なんです。


翁長:
その場にいた時に今、何が大切なのかということを練った結果ということなんですね。


山本:
政権交代が可能になって実際に消費税5%になって景気が良くなってきたとしたら、その時にはその先。

5%のままでいこうという人たちと、廃止にしようという人たちで議論が加速するだろうと思います。

まず5%になることで、消費税廃止ということに対しても現実味を帯びてくる。

ただ消費税5%で野党で政策の旗にしようということが叶わない場合は、勝手にやるしかないなと思ってます。この発言に野党側はかなり怒ってますけどもね。

 

全国ツアーを行う真の目的

 

翁長:今回、なぜこの時期に全国ツアーをされてるのでしょうか?


山本:
1つは選挙本番中はほとんどメディアが取り上げてくれなかったから。特にテレビメディアはほぼスルーでしたね。

選挙が終わった後に「れいわ新撰組というのがあるんだ」というリアクションを結構受けたんです。なので改めて皆様にご挨拶をするということが前提で。

真の目的は何かというと。

私が参議院にいた6年間とそれ以前の政治、それらを合わせて何があったかというと私は地方の衰退が加速したと思ってます。

地方都市を踏みつけながら大都市だけが繁栄していくということが進められてきた。

消費税もそうですし、TPPであったり、これから進んでいく日米FTAであったり、沖縄であれば基地問題であるとか。根っこは全て繋がってるんだなと思うんですけども。

こういった地方の衰退という部分に対して、地方都市に暮らす人々が完全に首が絞まってる状況を、全国の皆さんと手を繋いでいくという宣言をその土地その土地でしていく必要があるだろうと、そういう気持ちです。


翁長:
今どれくらい回ってるんですか?


山本:
北海道、九州を回りました。それで次に沖縄に来ました。

本当は徐々に北から南下していくのがいいかなと思ったんですが、もし選挙が急に始まるってなった場合にアクセスに時間がかかるということも考えて。


奈良:
北海道から徐々に南下していくと思ったので沖縄はいつになるんだろうと思ったんですけど。北海道から一気に九州に飛んだんですね。

れいわ新選組が強くなるための展望

 

翁長:れいわ新選組が強くなるために。今後の展望みたいなものっていうのはどういう感じなんですか?


山本:
れいわ新選組が議席を増やすことだけを考えるなら野党共闘は避けた方が得策なんですよ。でもそれをやってしまうと消費税を下げることもできない。

これは人々が生活困窮に陥ってる状況を救えないということになってしまうので、消費税5パーセントで旗をあげてくれと。だったら野党共闘も全力でやりますということを伝えてる最中なんですね。

野党共闘に入った場合には当然、調整に応じなければいけないとか色んなことがあってれいわ新選組の議席はなかなか増えづらい。

だけど私たちは政治が何のためにあるかということを考えた時に、苦しんでる人たちを救うということを考えるならば先ずは消費税5%ということを担保したいと思ってますので。

まずここが最初の分かれ道でしょうね。

消費税5%に乗れないということで、「じゃあ仁義なき戦いで行かせてください」という話になった場合には、自分たちの党勢拡大を実現していけるかということを考えて行かないといけないということになると思います。

一番いいパターンは時空の歪みを利用して総理大臣になるということですかね(笑)


翁長:
時空の歪みという、急にSFが入ってきましたね(笑)


山本:
よく「政権取るっていいながらいつ総理大臣になるんだ!」ということを聞かれるんですけど。一歩一歩っていうことなら時間はかかるけど、何か世の中間違えて時空が歪む可能性があるということですね。

例えば、5%で旗をあげるということになって「誰か軽そうな神輿を探そうじゃないか」ということでひょっこり乗せられる可能性があるということですね。

これは分かりませんけどね、っていうような時空の歪みがあった時に可能性は無きにしも非ずだろうと。最短ではこれでいけると思います(笑)

消費税を入り口に色んなものを止めたり辞めたりして行く

 

翁長:最後にラジオの向こうの方に山本太郎さんの思いをお話しいただければと思います。


山本:
消費税は誰しもが毎日払ってる、もしくは払う可能性のあるものですよね。

生きるために必要なものを買うときでも、その度に払わなければいけない税金といのは自分ごととして引き寄せやすいということですね。

一方で、例えば憲法やとんでもない法案とか色んな重要な問題もたくさんあります。ですがこれらは多くの方々にとっては自分ごととして捉えづらいということです。

ひょっとしたら沖縄の基地問題も全国的に捉えると「政権いい加減にしろ、沖縄にこれ以上基地を増やすんじゃない」というような思いで統一できるかというと、そこまでまだ大きな広がりは持てていないんじゃないかと。

『沖縄の人たちはやれることは全てやった、ここから変えていける』というのは、本土の人たちというのが沖縄の問題に対してそれぞれが興味を持って、それぞれが問題意識を持つことが必要だと思うんですね。

私はそれはまず消費税で政権をとってから、その政権の力を使ってこれ以上基地を増やさせないということを決定して行きながらみんなに説明して行くと。

消費税を入り口に、色んなものを止めたり辞めたりしてやろうと思ってるんですよ。こういうことが非常に重要だろうなと思ってます。

 

翁長タケハルのうちなーありんくりん
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